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東京ドーム史上最悪のバッドエンド…内藤哲也、オカダ下し史上初のIWGPヘビー&インターコンチの2冠達成も乱入・KENTAにKOされる - スポーツ報知

東京ドーム史上最悪のバッドエンド…内藤哲也、オカダ下し史上初のIWGPヘビー&インターコンチの2冠達成も乱入・KENTAにKOされる - スポーツ報知

 ◆新日本プロレス「「WRESTLE KINGDOM14 in 東京ドーム」大会 ▽IWGPヘビー級・IWGPインターコンチネンタル・ダブル選手権試合60分1本勝負 〇内藤哲也(33分37秒、デスティーノ→片エビ固め)オカダ・カズチカ●(5日・東京ドーム)

 史上初めて2日連続で行われた日本最大のプロレスの祭典のメインイベントでIWGPインターコンチネンタル王者・内藤哲也(37)がIWGPヘビー級王者・オカダ・カズチカ(32)を下し、IWGPヘビーとIWGPインターコンチネンタル王座の2冠を史上初めて達成した。

 前夜のIWGPインターコンチネンタル戦でジェイ・ホワイト(27)を33分54秒の激闘の末に下してから22時間。内藤が2年前の1・4東京Dメインイベントの再戦となった一戦で雪辱の白星を挙げ、念願の2冠王に輝いた。

 場外で放送席にたたき付けられるなど古傷・左ヒザへの執拗な攻撃を受けても、必殺のレインメーカーを食らっても内藤は3カウントだけは許さなかった。3度に渡って、オカダの顔面にツバを吐きかけ、2年前は見せなかったトップロープからのスターダストプレスも披露。オカダを追い込むと、最後は大技・バレンティアからの必殺・デスティーノで絶対王者をマットに沈めて見せた。

 ドームを埋めた3万63人の大歓声の中、リング上でマイクを持った内藤。「オカダー、東京ドームのメインオベントでの勝利、ものすごく気持ちいいな。また、東京ドームのメインイベントで勝負しようぜ」と、フラフラで退場していくオカダの背中に呼びかけた。

 2つのベルトを受け取り、得意の「目を見開いて見ろ」ポーズを決めると、「ブエノス・ノーチェス(こんばんは)、東京ドーム」と絶叫。「たくさんのお客様、世界中のお客様、逆転の内藤を堪能していただけましたでしょうか」と問いかけ、「この2本のベルトを持って、さあ、何をしようかな。皆さん、その答えはもちろん、トランキーロ、あっせんなよ。ただ一つ言っておきたいのは、俺は東京ドーム2連戦のことを忘れることはないでしょう。この2本のベルトとともに前に進もうと思います」と続けた。

 そして、舞台が暗転したのは、この後だった。

 内藤が「さあ、あれをやりましょうか。東京ドームで初めての大合唱。皆さん、用意はよろしいですか。東京ドーム、ロス・インゴベルナブレス…」と言いかけたところで、KENTA(38)が突然、リングに乱入。ハイキックからの必殺のgo 2 sleepで内藤をKOしてしまった。

 失神状態の内藤を足でもてあそぶKENTAに大ブーイングが降り注ぐ。内藤はそのまま両肩を抱かれて退場。晴れの2冠会見も行われず、新日から「内藤選手のコメントはありません」とアナウンスされたのみ。

 2日間で7万71人を動員したプロレス界最大のお祭りのラストに待っていた、とんでもないバッドエンド。会場には観客からKENTAへのブーイングだけがこだましていた。(中村 健吾)

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2020-01-05 10:39:00Z
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