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滋賀レイクス収入激減 バスケBリーグ、シーズン途中で終了 - 中日新聞

3月に無観客で行われた試合。この後、シーズンが中断した=草津市のYMITアリーナで

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 新型コロナウイルス感染症拡大の影響で、プロバスケットボール男子のBリーグは、三月下旬に今季の残り試合すべてを中止した。各クラブは予定していたホーム戦を開催できず、収入減で財政状況が大きく悪化している。大津市を本拠地にするB1の滋賀レイクスターズも、過去最高成績の西地区三位でシーズンを終えたものの、大きな影響に苦しんでいる。

 レイクスは残り十九試合が中止となり、そのうちホーム戦は八試合あった。無観客で実施した三月十四、十五日の二試合を含めると、ホーム戦十試合分のチケット代などを得ることができなかった。年間のホーム戦は三十試合で、ちょうど三分の一にあたる。西村大介代表は「かなりのダメージを受けている」と窮状を明かした。

 昨シーズンの決算によると、営業収入約五億六千二百万円のうち、チケット代や飲食物販売などの興行売り上げが約三割の一億七千四百万円に上る。経営の屋台骨となる収入源の激減は、チームにとっては大きな痛手だ。レイクスはこれまで、各地区の上位チームで争うチャンピオンシップへの出場経験がなく、強豪チームとは財政力に差がある。昨年三月には、地元に十分なアリーナ施設を確保する見通しが立っていないとして、B1ライセンス交付の可否が理事会で継続審議とされ、B2降格の瀬戸際に立たされた。従来の確保計画とは異なる代替案を示し、危機を脱したが、チームの財政状況も判断材料の一つとされた。

テレビ会議システムで取材に応じる西村代表

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 B1に所属していたライジングゼファー福岡(福岡市)は昨春、資金繰りが悪化し、ライセンスの不交付でB2へ降格した。新型コロナ感染拡大によるシーズン途中での終了で、経営悪化が見込まれるレイクスも同じ道を歩まないか、今月二十四日の理事会に向けて危機感は強い。Bリーグは、シーズン途中終了の影響を考慮して「ライセンス交付の規定は緩和する予定」としているが、レイクスの西村代表は「どうなるかは分からない」と心配する。

 レイクスと同じ西地区に所属する大阪エヴェッサ(大阪市)では、複数の選手らの新型コロナウイルス感染が判明した。シーズン途中で終了となった後も、選手たちは体調の維持に努めているが、レイクスは感染防止対策を徹底。集団での練習を禁止し、選手たちに個別で練習するよう指示している。取材を受ける際も、対面ではなく、テレビ会議システムなどで対応。西村代表は「感染予防を第一に考え、このような状況下でできることは何かを、社内で議論している」と話した。

 (柳昂介)

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