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なぜ「1円にこだわる」ケチ社長が稼ぐことができるのか? | 富裕層向け資産防衛メディア - 幻冬舎ゴールドオンライン

なぜ「1円にこだわる」ケチ社長が稼ぐことができるのか?

「儲かっている社長」には必ず儲かる理由があるという。そば屋の住み込みから160億円を超える不動産を所有するまでになった税理士大家の鳥山昌則氏の『家賃収入11億円の税理士大家がこっそり教えるお金の増やし方』(現代書林)から一部を抜粋し、どんどんお金を増やす人の考え方や行動特性を紹介する。

儲かっている社長は、素早く決断し、行動する

私が税理士として独立を果たして数年経つころ、日本ではバブル経済が崩壊しました。

すると、顧問先でも経営状態が悪化する企業が急増します。

そこで「なぜ、上手くいく人といかない人がいるのか」を観察、分析することで、厳しい環境に陥っても、しっかりと利益を出す「儲かっている社長」、すなわち「儲けている社長」の特徴が見えてきたのです。

まずは、どんな経営者が社会的な要因などに左右されず、利益を出し続けられるのかお話ししましょう。そしてそのあと、どんどんお金を増やし続けていく人の考え方や行動の特性をご紹介します。

「儲かっている社長」の大きな特徴の一つは「決断が早い」こと。決めるのが早ければ、すぐに行動に移して他社より先にチャンスを手にすることができるでしょう。

これは、特に変化のスピードが速い現代では大切なポイントです。

今ある選択肢のなかから最良と思えるものを選び、試してみる。そして、もし予想通りの結果が得られなかったとしても諦めない。「儲かっている社長」は、一つめがダメでも二つめ、それがダメでも三つめ、四つめと、うまくいくまでチャレンジします。

そうすれば「失敗」は「失敗」ではなく、単にうまくいかなかった一つのやり方にすぎなくなるのです。

また「儲かっている社長」は、どんどんチャレンジするから経験値が上がります。

すると、自分なりの判断基準が定まってくるので、さらに決断が早くなります。どれだけ事前に考え、悩んでみても「やってみなければわからない」ことは、たくさんあります。

まずは決断、そしてすぐに行動してみて結果を知る。そこから、どんどん前に進んでいけばいいのです。

儲かっている社長は1円単位のお金にもシビア

次に、多くの「儲かっている社長」に共通する点は、1円単位のお金に対してもシビアな感覚をもっていることです。お金を大ざっぱに扱うことなく、たとえ1円でもお金の出入りを把握し、ムダがないように心がけて事業を運営しています。

堅実に利益を出し続けているある顧問先企業の社長は、請求書は必ず自分で目を通す習慣をもっています。そして、少しでも疑問に思うことがあると、自ら問い合わせたり確認したりするのです。

あるとき、この社長から「請求が外税できていますが、先生は消費税込みだとおっしゃっていましたよ」という連絡がきました。当時の消費税は5%ですから、金額にすると5000円くらい。それでも「どうだったっけ?」「まっ、いいか」で終わらせず、きっちりと連絡をしてきたのです。

儲けている社長は1円に対してもシビア。

儲けている社長は1円に対してもシビア。

これに対して私は、「確かにそう言いました。誠に申し訳ありません」とお詫びし、請求書を内税に訂正して再発行させていただきました。そのうえで、「次回の請求からは外税にさせていただきます」と念を押しました。

また、お金に対していい加減な社長かどうかは、貸借対照表を見ればすぐにわかります。

私は、当事務所に興味をおもちいただいた方には、初回の面談時に必ず「決算書を見せてください」とお願いしています。

ここで一つ質問です。

貸借対照表で「役員借入金」が、右側(負債)に1000万円計上されている会社と、「役員貸付金」が左側(資産)に1000万円計上されている会社では、どちらがお金に対してルーズでしょうか。

答えは「左側(資産)に1000万円計上されている会社」です。

「え、会社が社長に1000万円貸すくらいだから儲かっているんじゃない?」

とあなたは思うでしょうか。

実は、「左側(資産)に1000万円計上されている」のは、会社の資産から役員報酬を出しているということです。つまり、事業としての利益が出ていないのに、資産を削って役員に報酬を出していると考えられるのです。

これはつまり、儲けが出せていないのに、大切な会社のお金を自分の生活費に使っているということです。

こうして、自分のお金と会社のお金をナアナアに扱う社長は、間違いなく10年も経たずにいなくなります。「儲かっている社長」は、お金に対して真摯に向き合い、1円でも1万円でも同じように大切にしているのです。

ビジネスはすべてサービス業だと知っている

税理士を含め、一般的に「士業」と呼ばれる、弁護士、会計士、司法書士などの仕事は、お客さんから「先生」と呼ばれることが多いもの。さらに、医師、経営コンサルタント、議員、作家や芸術家まで「先生」といわれる仕事は幅広くあります。

でも、私は自分が提供するモノやサービスの見返りに、お客さんからお金を頂戴する仕事はすべて「サービス業」だと考えています。

たとえば、あなたが風邪をひいたとします。

ロクに診察もせずに「あっ、薬渡しとくから」という無愛想な医師よりも、いつからどんな症状なのかを確認し、風邪以外の可能性や治療法についても説明してくれる先生のところに通いたいと思いますよね。

税理士に対しても同じでしょう。

私たちの事務所は、「早くて」「安くて」「正確で」「感じがいい」をモットーに平日は夜8時まで、土日も営業しています。

さらに、消費税の還付や相続税対策、法人化による節税、税務調査対策や不動産投資における節税まで、ほかの税理士事務所にはない付加価値を備えているからこそ選ばれていると自負しています。

もはや、「先生」と呼ばれる立場に安住していられる時代ではないのです。

「儲かっている社長」は、たとえどんな業種、業態でも、そのことをわかっています。

私の顧問先企業に、設立から25年以上経つ不動産会社があります。

毎年のように増収・増益を達成している秘訣は、土地の仕入れなどの金額にこだわり、在庫負担をなるべく減らすべく、徹底的なコスト削減と、お客さんのことを考えた個性的で安価な建売住宅を提供していることでしょう。

また、多くの飲食店が苦戦するなかで、安定した収益を確保している居酒屋が築地にあります。

ここは、店主がフグの調理師免許を取得し、稲わらを使って魚を焼くなどの独自のメニューを展開してお客さんに喜んでいただいています。

ちなみにこの居酒屋は、私の福井の実家から長年にわたりコシヒカリを仕入れてくださっており、嬉しい限りです。

鳥山 昌則

税理士法人とりやま財産経営 代表

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June 04, 2020 at 03:11AM
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