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新型コロナ:JR四国、6月前半の運輸収入58%減 - 日本経済新聞

JR四国は18日、6月前半(1~16日)の運輸取扱収入が、前年同期比58%減の5億9900万円だったと発表した。同9割減っていた最悪期からは持ち直してきたが、同日の記者会見で半井真司社長は今年度の運輸収入について「悪ければ前年度の50~60%の水準になる」と先行きに厳しい認識を示した。

半井社長は「通勤客が戻りつつある」と話した(高松市)

半井社長は「通勤客が戻りつつある」と話した(高松市)

5月の運輸取扱収入は、前年同月比74%減の7億6800万円だった。連休中(1~6日)に限ると同90%減。その後、1週間ごとに10ポイント程度ずつ減収幅が縮小しているものの、なお大幅な前年割れが続いている。

足元でやや持ち直してきたのは、定期の販売収入が増えてきたことが大きい。

5月末時点で定期の保有者数は前年の同時期に比べ19%減っているが、会社員の利用が戻ってきており、通勤定期に限ると、保有者数は同5%減とほぼ前年並みまで回復した。

これを反映して、5月下旬の定期(通勤・通学合計)の販売額は前年同期の2倍超となった。定期外の一般利用による運輸収入も、まだ水準は低いが、回復傾向にあるという。

7月1日には全線で運休が解消され、順次、観光列車の運行が再開される。

ただ、半井社長は今後も急速な旅客需要の回復は難しいとみている。インバウンド需要が戻るには時間がかかり、リモートワークやリモート授業の普及によって、戻らない旅客もあるとみているためだ。

当面は、国内客の観光需要を喚起し、収入の早期回復を目指す。

7月にデビューする観光列車「志国土佐 時代の夜明けのものがたり」など、一部列車の切符の売れ行きは好調で、営業に力を入れる。

新型コロナウイルスの影響でJR四国の資金収支は大きな打撃を受けた。期初計画に比べた減収額は5月単月で約13億円。4~5月累計では約30億円になった。

月々の赤字で現預金を取り崩しているため、3月時点で147億円あった現預金(現金および現金等価物)が6月末にも尽きると見通していた。金融機関からの融資で、とりあえず「年度上期の資金繰りのメドは立った」(半井社長)という。

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June 18, 2020 at 06:21PM
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