
実際に貧困生活を送り、バラエティ番組で『本来ネズミしか罹らないはずの病気になって喉が腐りかけた』などの極貧エピソードを披露してきたお笑いコンビ・空気階段の鈴木もぐら氏と、貧困層を取り上げ続けてきたノンフィクション作家の中村淳彦氏に、さまざまな貧困の実態を語ってもらった。
◆まったり貧困対談「電気やガスがなくても苦じゃなかったんです!」
中村:先日取材に行ってきた北関東のある地域では、不倫をする男女間で、男性が女性に贈り物をする文化があるんですよ。お金の場合もあれば、肉などの現物の場合もあって、それで生計を立てている貧困層の女性も多いです。
もぐら:生々しいですね。
中村:それも、真面目な人たちが貧困に陥っているんですよね。ギャンブルにハマったとかでなく、就活に失敗とか、親の介護の都合とか、社会構造的な貧困。ひたすら切り詰めて、月1回のサイゼリヤでの外食を楽しみに暮らしている人が大勢いるんです。
もぐら:えっ、僕とは真逆じゃないですか!
中村:もぐらさんは確か借金が700万円あるんですよね。どうやって膨れ上がったんですか?
もぐら:19歳のときにパチンコを始めてのめり込んで、最初は勝ちまくって200万円を貯めて大学に入学したんですよ。でも国の規制が入って勝てなくなって大学も中退。そこからは街金と知人からお金を借りてパチンコに通うようになりました。僕は国に人生を狂わされた一人なんですよ!
中村:もぐらさんの世代(30代前半)でそんな生活をする人って珍しいですよ(笑)。私の世代だと結構いて、ライター時代に在籍していた編集部ではほぼ全員がギャンブルで消費者金融から平均200万円借金しているなんてこともあったんですけどね。当時は取り立ても本当に怖くて、危うくコンクリート詰めにされそうになったり、実際に行方不明になってしまった人もいました(笑)。
もぐら:壮絶! 現代は優しいというか、直接取り立てというものがないからまだ安心ですが、犠牲の上に成り立っているんですね。
中村:でも、もぐらさんは友人からの借金もあるんですよね?
もぐら:そうですね、全体の半分くらいは友人からの借金です。
◆家賃1万7000円が払えなくて滞納していました
中村:貧困ピーク時の収入と返済はどんな感じだったんですか?
もぐら:芸人としての稼ぎは数百円で、一日あたり8000円程度の日雇いバイトが収入源でした。それもほぼすべてパチンコに突っ込んでたので、アパートの家賃1万7000円が払えなくて滞納していましたね。返済は利息のみです。
中村:そんな状況でライフラインはどうなっていたんですか?
もぐら:携帯電話も含めて電化製品なんて持っていなかったから電気は使わないし、トイレ共同・風呂なしでガスも使わないから、両方解約しました。パチンコさえできれば幸せだったので、電気やガスはむしろ浪費というか、ないことが苦じゃなかったんですよ(笑)。
中村:パチンコで勝ったときは友人に少しでも返済するんですか?
もぐら:いえ、誰か一人に返すっていうのは他の債権者に対して不公平なので、返すときは一気に全員に、と思っています。大勝ちするか芸人としてブレイクしたら、債権者を連れてヘリコプターで東京を周遊した後、屋形船で宴会を開いて、そこで一人ずつに色をつけて返すのが僕の夢です。
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July 11, 2020 at 06:54AM
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お笑いコンビ・空気階段の鈴木 かつてパチンコで稼ぐも規制で借金膨らむ - livedoor
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