
[ニューヨーク 14日 ロイター] - 今年3月以降の株式および債券市場の大幅変動が米銀大手のトレーディング収入の急増をもたらし、新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)に伴う影響を相殺した。ただ、トレーディング収入が持続的に増加する可能性は低いとみられている。
この日発表された第2・四半期決算で、JPモルガン・チェースとシティグループのトレーディング収入はそれぞれ77%、48%増加し、アナリスト予想を大きく上回った。パンデミックの深刻さに対する投資家の見方が変化したことに加え、経済や市場に対する政府の刺激策を背景に、取引量が2四半期連続で大幅に増加した。
ただ米銀大手の経営陣は、市場が今後数カ月で銀行の業績に大きな影響を与えることはないとの見方を示している。
JPモルガンのダイモン最高経営責任者(CEO)は、「驚異的なトレーディング収入が今後も得られるとは想定していない」とし、半減する可能性があると指摘。
シティグループのメイソン最高財務責任者(CFO)も、特に債券市場での大幅なトレーディング収入の急増が下半期には「正常化」するだろうと述べた。
シティグループの上半期のトレーディング収入は134億ドルと、総収入の約3分の1を占めた。2019年上半期のトレーディング収入の割合は4分の1だった。
JPモルガンの6月までのトレーディング収入は187億ドル。総収入に占める割合は約30%と、前年同期の22%から上昇した。
アナリストは週後半に決算を発表するゴールドマン・サックスやモルガン・スタンレー、バンク・オブ・アメリカ・メリルリンチにも同様の傾向があると予想している。ただ米銀大手がパンデミックを背景とする貸し倒れに備えていることを受け、トレーディング収入の急増を重視する向きは乏しい。
エバーコアISIのアナリスト、グレン・ショール氏は「第2・四半期のトレーディング収入に近い水準が維持されるとみる者はいない」と語った。
JPモルガンとシティグループ、および同日決算を発表したウェルズ・ファーゴ(Wファーゴ)は合わせて280億ドルの貸倒引当金を計上した
JPモルガンとシティグループは第2・四半期決算で大幅減益となった一方、Wファーゴは2008年の金融危機以降で初の赤字となった。
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July 15, 2020 at 01:23AM
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