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注目集める保険外看護 副業で収入増、看護師のニーズつかむ - 神戸新聞

 新型コロナウイルスの影響による病院の経営悪化を背景に、看護師の「副業」が注目を集めている。兵庫県内で看護師のボーナスを減額する病院も出る中、公的医療保険や介護保険の対象外の「保険外看護」を看護師に仲介する姫路の事業者も現れた。収入や仕事の幅を確保したい看護師のニーズをつかみ、登録者数を伸ばしている。(地道優樹)

 県看護協会によると、感染を心配した受診控えなどで、陽性患者を受け入れていない病院や診療所も減収となり、県内の民間病院で看護師の夏のボーナスを引き下げたという報告もあるという。成田康子会長(62)は「夏は出せたが冬は減らすと言われた看護師もいる」と話す。

 そんな中、看護師の登録数を増やしているのが、7月から保険外看護サービスの仲介業を始めた姫路市立町の人材サービス会社「スーパー4」だ。

 看護師による外出付き添いは原則、保険の対象外で、訪問看護も回数や時間に制限がある。保険外看護は、利用者の経済力に左右される課題があるが、看護師側は高収入を得られる可能性もある。

 通院や旅行、結婚式への付き添いなどの依頼に対し、5年以上の勤務経験がある看護師を経歴や得意分野に応じてマッチングする仕組み。利用料金は1時間当たり一律8千円。医師の指示書を事前に共有すれば、点滴や注射、投薬などの医療行為も可能。これまでに大阪を中心に、20~60代の看護師140人以上の登録があった。

 「学費や仕送りの足しになれば」。7月に登録した神戸市須磨区の女性(53)は、大学生と大学院生の息子2人がいるシングルマザーだ。

 精神科の民間病院に勤めているが、入院患者の面会制限で家族への連絡や荷物の受け渡しが増え、忙しくなった。「患者さんの希望に寄り添える保険外看護は魅力的。冬のボーナス以降の心配もあるので、単発の仕事があれば引き受けたい」と話す。

 県内の登録者は31人、姫路市内は3人で、結婚や育児などで離職している「潜在看護師」も多いという。同社の事業責任者で看護師の渡邊江梨香さん(36)は「看護師は病院や診療所に勤める働き方が主流。仕事の時間や場所を自分で選べる『フリーランス』という選択肢を広めていきたい」と話す。

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