
長年にわたってその道一筋に打ち込んできた人や芸術・スポーツの分野で功績のあった人などに贈られることしの「春の褒章」の受章者が発表され、関西では132人と1つの団体が受章することになりました。
関西の2府4県で、ことしの「春の褒章」を受章するのは、▽人命救助活動で功績のあった人や団体に贈られる「紅綬褒章」が、京都府と奈良県のそれぞれ2人と、大阪府の1人。
▽ボランティア活動で功績のあった人や団体に贈られる「緑綬褒章」が、兵庫県の1人と京都府の1つの団体。
▽長年にわたって、その道一筋に打ち込んできた人に贈られる「黄綬褒章」が2府4県の48人。
▽芸術や文化、スポーツ、それに学術研究の分野で功績のあった人に贈られる「紫綬褒章」が兵庫県の2人と京都府の1人。
▽公共の仕事で顕著な功績があった人に贈られる「藍綬褒章」が、2府4県の75人となっています。
伝達式は、例年、東京の各省庁や各地の自治体などで行われますが、このうち大阪府は、新型コロナの感染状況を見ながら日程を検討するとしています。
黄綬褒章を受章する京都市東山区の山中惠美子さん(92)は、舞妓などの髪を結う結髪師を長年、務めてきました。
山中さんは、京都の花街で客をもてなす「太夫」の豪華な衣装にあわせて、手の込んだ形のまげや5キログラムを超えるくしやかんざしの飾りつけなどを1人で手がけることができる唯一の結髪師とされています。
技能を評価され、平成5年と25年には、伊勢神宮の式年遷宮で祭主の髪を結い着付けも手がけました。
山中さんは「びっくりしていますが、今までよく頑張ったと思って喜んでいます。舞妓さんの髪を結わせてもらえることが幸せです。文化が消えていかないよう後継者と一緒に研究し、皆さんに続けていってほしいと願っています」と話していました。
紫綬褒章を受章する囲碁の井山裕太さんは、大阪・東大阪市出身の32歳。祖父の影響で幼い頃から囲碁を始め、中学1年生、12歳のときにプロになり、その後、数々の最年少記録を塗り替えました。
また囲碁では史上初となる2度の七大タイトル独占を成し遂げ、2018年には、国民栄誉賞を受賞するなど日本を代表する囲碁の棋士です。
紫綬褒章の受章が決まり、大阪市内で開いた会見で、井山さんは「非常に名誉なことで、光栄なことと感じています」と受章の喜びを語りました。
今後については「囲碁は変化が無数にあって一局として同じ対局はないので非常に変化が多く、奥が深いものです。これだけ夢中になれるものに出会えたのは幸せなことと思っています。新たなことにチャレンジしていく姿勢が長く戦う上では重要だと思っているので、今後も、現状に満足せず、少しでも前を見てやっていけたらと思っています」と抱負を述べました。
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