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超豪華先発陣だけではない 光る「第2先発」の役割 WBC - 毎日新聞

【日本-韓国】力投する日本の2番手・今永昇太=東京ドームで2023年3月10日、西夏生撮影 拡大
【日本-韓国】力投する日本の2番手・今永昇太=東京ドームで2023年3月10日、西夏生撮影

 野球の国・地域別対抗戦、第5回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)は12日、東京ドームで1次リーグB組の2試合が行われ、開幕3連勝の日本は、オーストラリアを7―1で降し、全勝で首位通過を決めた。

 大谷翔平(エンゼルス)、ダルビッシュ有(パドレス)、佐々木朗希(ロッテ)、山本由伸(オリックス)……。1次リーグB組首位通過の立役者となったのは「超」がつくほどの豪華な先発投手陣だけではない。その後を託された「第2先発」によるロングリリーフの好投も光った。

 象徴的だったのは第2戦の宿敵・韓国戦だ。先発のダルビッシュが2ランを浴びるなど3回3失点で降板。直後に打線が4点を取って逆転したものの、緊迫する展開でマウンドに上がったのが今永昇太(DeNA)だった。150キロ超のストレートを武器に、韓国打線に立ち向かい、ソロ本塁打を浴びたものの3回1失点で役割を果たした。

【日本-チェコ】力投する日本の3番手・宮城大弥=東京ドームで2023年3月11日、西夏生撮影 拡大
【日本-チェコ】力投する日本の3番手・宮城大弥=東京ドームで2023年3月11日、西夏生撮影

 第3戦のチェコ戦では、実質の第2先発となった宮城大弥(オリックス)が出色の出来だった。先発・佐々木の球数制限で四回2死から宇田川優希(オリックス)が1人を抑え、五回からマウンドに上がると緩急自在の投球で相手打線を翻弄(ほんろう)。最後は5者連続三振で締め、5回2安打1失点で九回まで投げ抜いた。救援で5回を投げきるのは大会タイ記録だった。

 初戦の中国戦は戸郷翔征(巨人)が3回2安打1失点、第4戦のオーストラリア戦では高橋奎二(ヤクルト)が2回1安打無失点。所属チームではエース級の先発投手が不慣れな中継ぎに回っても、相手に流れを渡さず、いずれも打線の奮起を促す好投を見せた。中盤で流れに乗ったことで、4試合ともに危なげない展開に持ち込んだ。

 1次リーグ65球、準々決勝80球、準決勝以降95球の球数制限のルールも見据え、開幕前からその重要性が指摘されていた第2先発。斜め上から投げ下ろす右腕の戸郷、左腕の今永、宮城、高橋奎二とタイプの異なる4投手が、それぞれ持ち味を発揮できたことは心強い。一発勝負となる準々決勝以降は継投のパターンも変化して、さらに総力戦の様相が色濃くなっていく。相手打線の特徴や試合展開も踏まえながら、万全の準備を整えて出番を待つ。【村上正】

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