高山市の日枝神社の例祭「春の高山祭」は最終日の15日、ほぼ終日雨となり、祭り屋台の曳(ひ)き揃(そろ)えなどは中止された。それでも、各屋台は蔵の中で公開され、からくり奉納の演舞も披露して、訪れた人を楽しませた。雨がやんだ短い時間に、屋台を蔵から半分出して見やすくした組もあり、絢爛(けんらん)豪華な装飾に観光客が見入っていた。2日間の人出の合計は、コロナ禍前の2019年の9割以上にあたる16万8000人だった。
十四日夜にあった夜祭では、百三十九年ぶりに大規模改修をしている祭り屋台「恵比須台」の旗を立てた台車(修羅車)が、巡行に加わった。
本来、修繕中の屋台組は夜祭に参加しないのが一般的だが、子どもに笛や囃子(はやし)を経験させる機会がなくなることを危ぶんだ中村隆夫総代(74)が、組員に声をかけた。「本当は屋台を出したいのに(コロナ禍や雨で)五年間できなかった。みんなが待ち焦がれていた祭りなので、旗だけでも参加して盛り上げよう」と立ち上がった。
夜祭が始まると、ちょうちんを飾り付けた台車が蔵の前で待機。他の屋台が通り過ぎると、約二十人の組員が隊列になり、お囃子や笛を演奏しながら最後尾に...
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