愛知犬山伝統の犬山祭コロナ前の規模で開催｜NHK 東海のニュース - nhk.or.jp

愛知県犬山市で豪華絢爛な車山の上でからくり人形を披露する伝統の「犬山祭」が４年ぶりにコロナ禍前の例年どおりの規模で始まりました。

「犬山祭」は江戸時代から続く伝統の祭りで、平成２８年にユネスコの無形文化遺産に登録されました。
天気にも恵まれた祭り初日の１日は桜が咲き誇る中、各町内の蔵から黒の漆に金ぱくなど豪華な装飾を施した車山が出て、城下町を練り歩きました。
集まった見物客は豪華絢爛な車山やお囃子に合わせて２０人余りの男衆が車山を力強く押しながら練り歩く姿を写真におさめていました。
また国宝・犬山城のふもとの曲がり角では勢いよく直角に曲がりながら走る「車切」という技が披露されると大きな歓声が上がっていました。
そして、１３のすべての車山が勢ぞろいすると、車山の上で次々とからくり人形が披露され集まった人たちは、人形の独特な動きに魅了されていました。
新型コロナの影響でおととしまでの２年間は中止、去年は車山の運行範囲を制限するなどの対応をとっていましたが、ことしはコロナ禍前の例年どおりの規模での開催が実現したということです。
犬山祭保存会の石田芳弘会長は「例年どおりに開催できてとても嬉しいです。ぜひみなさんにお越しいただきたい」と話していました。
「犬山祭」は２日まで行われます。

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