津島市の天王川公園で開かれている「尾張津島天王祭」は二十三日、朝祭を迎え、前夜のまきわら船から飾り付けを変えた車楽(だんじり)船が公園内の丸池をゆったりと進んだ。
愛西市や弥富市の住民らで保存する「市江車」を先頭に、「下車」など六艘(そう)の車楽船が丸池に繰り出すと、能人形や幕などで飾られた豪華な船に観客が見入った。
市江車からは、途中、鉾(ほこ)持ちの若者十人が次々に池に飛び込み、「御旅所(おたびしょ)」という祭りのみこしが置かれた場所前まで泳いだ。男たちは布鉾を持って津島神社に駆け込み、奉納した。布鉾からしたたる水は、触れると御利益があるとされる。
続いて車楽船が、御旅所前に到着すると、祭りの主役となっている稚児が関係者の肩に担がれて下船。みこしとともに、神社へ向けて長い行列をつくって練った。
豊田市の加藤久晴さん(86)は「初めて見た。能人形などで上部まで飾ってある船が登場し、スケールが大きい祭り」と感動した様子だった。 (吉田幸雄)
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