ヤンキースの田中将大投手は12日(日本時間13日)、敵地で行われたアストロズとのア・リーグ優勝決定シリーズ第1戦に先発し、6回1安打無失点4奪三振1四球と快投。ポストシーズン(PS)通算5勝目を挙げた。ヤンキースは7-0で重要な初戦を制したが、快勝発進に貢献した日本人右腕を辛口で知られるニューヨークメディアも大絶賛。
快投にNYは“田中祭り”「ポストシーズンのエースであり続ける」
■ヤンキース 7-0 アストロズ(優勝決定シリーズ・日本時間13日・ヒューストン)
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ヤンキースの田中将大投手は12日(日本時間13日)、敵地で行われたアストロズとのア・リーグ優勝決定シリーズ第1戦に先発し、6回1安打無失点4奪三振1四球と快投。ポストシーズン(PS)通算5勝目を挙げた。ヤンキースは7-0で重要な初戦を制したが、快勝発進に貢献した日本人右腕を辛口で知られるニューヨークメディアも大絶賛。スーパーヒーローならぬ「SUPER HIRO!」と「将大(マサヒロ)」にかけて見出しを取り、最終面をジャックするなど、“マー君祭り”が巻き起こっている。
10年ぶりのワールドシリーズ進出へ好スタートを切ったピンストライプの名門。主役はポストシーズンで圧倒的に輝く田中だった。メジャー屈指の打撃力を誇るアストロズ相手に6回をわずか1安打無失点。敵地を沈黙させた。
初戦白星をもたらし、“田中祭り”はすでにスタートしている。地元紙「ニューヨーク・デイリー・ニューズ」の編集担当、トム・バイアスドルファー氏は自身のツイッターで13日付同紙の最終面を一足先に公開。インパクト抜群の田中の力投の写真とともに、将大の名前にかけて「SUPER HIRO!」と大きな見出しが踊っている。大人気映画アベンジャーズならぬ、「リベンジャーズ」とも報じ、2017年シーズンのリーグ優勝決定シリーズで敗れた宿敵への“復讐”へ、大きな一歩を踏みしめたと伝えた。
地元紙「ニューズデイ」も「68球、マサヒロ・タナカはアーロン・ブーンが切望していたことをもたらした」と特集。米テレビ局「CBSスポーツ」は「NYにはポストシーズンのエースが最初からずっと存在していたと、マサヒロ・タナカが証明する」と速報し、「ア・リーグ優勝決定シリーズ第1戦でタナカはメジャー史上最高のビッグゲームピッチャーの地位を強固にし続けている」と絶賛している。
田中のポストシーズンでの勝負強さはメジャー史に刻まれるレベルに到達している。
通算防御率は1.32。7試合以上に登板した投手ではドジャースのサンディー・コーファックス(防御率0.95)、ニューヨーク・ジャイアンツのクリスティ・マシューソン(防御率1.06)に次いで歴代3位だ。さらに、PSデビューから7試合連続で2失点以下は史上初の偉業となっている。
今季レギュラーシーズンではスプリットの精度に苦しみ続け、地元メディアから批判も受けた日本人右腕だが、手のひら返しの“田中祭り”でニューヨークは盛り上がっている。
2019-10-13 05:40:47Z
https://full-count.jp/2019/10/13/post571688/
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