人を動かし、仕事を動かし、組織を動かし、そしてお金を動かす──“稼ぐ人に共通のコツ”を真似れば、誰でも稼ぐ人になれる可能性があるという。 「話すとは稼ぐことである」という信念のもと、不動産、保険代理店、広告代理店、教育事業など、様々なビジネスのプロデュースに携わり、300社を起業、300人の「稼ぐ経営者」を育て上げ、自身も毎年1億円以上の年収を稼ぐ金川顕教氏による、「すぐできる+すぐ効果が出る」話術を紹介!
「起承転結」でなく「結結結結」――結論を並べるインパクト
稼げない人ほど、「丁寧に話そう」とするものです。言ってみれば、完璧主義者。
ただ、人間は完璧に行動することなどできないのですから、完璧主義を目指すこと自体がナンセンス。完璧主義では稼ぐ人にはなれません。なぜなら、行動に移すまでに考えすぎるからです。その分、後手を踏んでしまいます。会計監査の仕事は完璧を求められるように思われますが、そうではありません。すべてを完璧にしようと思えば、すごく時間がかかります。重要な部分、絶対間違えてはいけない部分は完璧になるまで慎重に見ますが、すべてがそうではありません。端折れる部分はうまく手を抜かなければ、いつまで経っても仕事が終わらず、「仕事が遅い会計監査」と評価されてしまいます。稼ぐ人はいつも「100点満点」を狙いません。
「100点満点」が難しいときは「合格点」を狙います。
たとえば、あなたがフィットネスクラブに入会しようとしたとします。フィットネスクラブに行って、次のような勧誘をされたら、どう思うでしょうか?
×「当フィットネスクラブで3カ月間、プログラム通りにきっちりと運動すれば、必ず成果が現れ、理想的な体を手に入れることができます。ダイエットになるばかりか、つくべきところに筋肉がつきます。また当クラブでは最新鋭のマシンを5台導入しています。このマシンは欧米でも人気で、セレブの愛好家も多いようです。日本ではまだ導入しているところは少ないようです。しかも、今なら入会金も半額になっています。始めるなら今しかありません!」
こんな勧誘では、入会する人はおそらく皆無。焦点はぼやけているし、話が長いばかりで、これでは入会金が半額と言われても魅力を感じません。「話が丁寧すぎて、何を言いたいかわからない」──これが稼げない人の話し方の特徴です。
稼げる人は「100点満点」ではなく、「合格点」を狙ってきます。
具体的には、話の起承転結は無視して、「結論」だけを羅列します。
先ほどのフィットネスクラブの勧誘トークであれば、次のようになります。「100点満点」ではなく、「合格点」を狙った話し方が、いかに聞き手にわかりやすいか、理解できると思います。
○「当フィットネスクラブをおすすめする理由は3つ。1つ目は夏までの3カ月で理想のボディがつくれること。2つ目は最新鋭マシンが体験できます。そして3つ目、今なら入会金半額、始めるなら今しかありません!」
このような勧誘トークなら、あなたも入会したくなるのではないでしょうか。稼ぐ人は余計な情報は省き、端的に伝えます。ポイントは、最初に伝えたいこと、つまり「結論」の数を宣言すること。
「結論」が3つあると宣言すれば、聞き手もその3つを聞きもらさないように注意して聞きます。細かい説明やメリットは、その後にダメ押しとして話してあげればよいのです。これが確実に合格点を取れる話し方なのです。
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December 13, 2019 at 07:45AM
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「起承転結」でなく「結結結結」『稼ぐ話術「すぐできる」コツ』⑩ - ダ・ヴィンチニュース
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