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入場料収入ゼロ「節約しかない」スポーツ界、見えぬ出口 - 朝日新聞デジタル版

 出口の見えない状況が続く新型コロナウイルスの感染拡大問題は、プロスポーツ界の経営をむしばみ始めている。プロ野球、Jリーグ、Bリーグの公式戦は4月初旬まで軒並み延期や中止に。クラブやチームは収入源を断たれ、難しいかじ取りを迫られている。

プロ野球 譲れない全試合実施

 2月末からのオープン戦を無観客で行ってきたプロ野球。この間、入場料収入は得られず、グッズ販売にも影響は出た。それでも、オリックスの湊通夫球団社長は「収入はなかったが、同時に運営費もかかっていない。経営計画から見れば、それほど損失は大きくない」と受け止める。

 ただ、公式戦となると違う。日本野球機構(NPB)は今月12日の代表者会議で、公式戦の開幕を当初の20日から4月10日以降とすることを決め、観客を入れて12球団が全143試合を行う方針を示した。

 無観客にせず、全試合実施にこだわるのは、球団にとって、入場料収入や飲食代・グッズ収入が経営を支える大きな柱だからだ。ある球団では主催1試合あたりの入場料やグッズ販売などの収入は1億円近いという。

 昨季のレギュラーシーズンの観客動員数はセ、パ両リーグ合わせて約2654万人で4年連続で最多記録を更新した。ヤクルトの衣笠剛球団社長は「お客さんを入れて143試合とクライマックスシリーズや日本シリーズが出来れば、減収は何とかオープン戦のものだけで済みそう」と話す。

 目下、最も遅い開幕を4月24日と想定する。ただ、斉藤惇コミッショナーは12日の記者会見で「これを越えると相当な無理がかかる」と明かしており、クライマックスシリーズの試合数削減などの可能性も出てくる。

 開幕後を不安視する声も聞こえる。中日の加藤宏幸球団代表は「開幕できたとしても、お客さんが入ってくれるかどうか」。いま、試合のない日の練習を1軍本拠のナゴヤドームではなく、球場使用料の安いナゴヤ球場で行っている。「大変苦しい。節約するしかない」。代表自身、出張費のかかる練習試合の遠征に同行しないことにした。

 開幕が延期されるのは東日本大震災が起きた2011年以来。ある球団幹部は「災害の影響を受けた時とは違い、今回は我々が開く試合が感染拡大の場になってしまうリスクを背負っている」。開幕しても、難しいかじ取りを迫られる局面がありそうだ。

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