8月17日に内閣府が発表した今年4月~6月のGDP(国内総生産)速報値は、年率換算でマイナス27.8%とリーマンショック後に記録した数値を大きく上回る落ち込みとなりました。 こうしたコロナ禍による経済状況の悪化が家計を直撃すると、子どもの塾や習い事といった教育費の捻出にも苦労する事態になります。親の職種によっては短期間で収入が激減し、習い事の断捨離をする必要に迫られることもあるでしょう。
コロナ禍の影響は子どもの習い事にも
コロナ禍による経済状況の急激な悪化では、旅行・外出自粛のあおりで特に観光業や飲食業が痛手を受けています。しかも、感染の収束が見えない中では、「そのうち元に戻る」「時間が解決してくれる」と楽観視もできません。 こうした中、「子どものために」と無理に習い事を継続して、厳しい家計状況に追い込まれるのは避けたいものです。収入が減る可能性が今後見込まれるのなら「今が見直しする時期」と捉え、冷静に習い事の断捨離をしていかなければなりません。 大半の習い事は、退会の意志は引き落としの関係で1カ月以上前に伝える必要があります。当月末に「今月でやめたい」と言っても間に合わず、あと1カ月通うことにもなります。契約書等を良く見直し、退会を決心したら費用の無駄が出ないタイミングで伝えることが必要です。
塾などの教育費は学年が上がると高くなる
塾や英会話など教育系の習い事は、学年が上がると月謝も高くなります。幼児期や小学校低学年では比較的手ごろな値段でも、高学年以上になると気がつけば家計を圧迫するまでになっていることもあります。 語学系は特に、お金を出している親としても「もう少し上達するまで」と結果が出るまで待ってしまうこともあるでしょう。しかし、もしネット環境が整っているなら、オンライン英会話やアプリを使った方が出費を抑えることもできます。 また、塾の場合は子どもの成績や進路に直結しているため、家計を理由にやめさせることを悩む親もいます。ただ、子どもの今の年齢の月謝だけでなく、上の学年で設定されている金額を確認してみることも重要です。教科やテキストも増えていき「6年生になるとこんなに高くなる」「中学生は今の2倍以上かかる」といったこともあります。 家で自学自習できるように促すことも視野に入れつつ、先行きの収入が不安なら、通塾からオンラインや通信教材など出費を抑えられるものに変えていくのは現実的な手段でしょう。
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August 26, 2020 at 08:46AM
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