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武家の豪華な馬具30点、一堂に集めた特別展 金沢の加賀本多博物館 ... - 朝日新聞デジタル

朝倉義統

 【石川】加賀藩に仕えた本多家に伝わる馬具を一堂に集めた特別展が、金沢市出羽町の加賀本多博物館で開かれている。9月5日まで。

 展示は、2代・政長の馬具一式をはじめ、鞍(くら)や鐙(あぶみ)のほか、手綱などのひもや帯など約30点が並ぶ。実戦に使われていない江戸時代の蒔絵(まきえ)を施した鞍は、京都の名工の作とされ、ぼたんの地文様に鶴菱文がデザインされている。表面を彫って銀をはめこんだ象眼の鐙は、足を置く部分に菊、外側にあじさいがあしらわれている。

 絹糸や輸入品のビロードの生地を使ったくつわを固定する面懸(おもがい)、タチアオイの家紋入りのちりめん製の手綱、馬の顔に付ける馬面、絹製の馬のわらじの馬沓(ぐつ)、ルネサンス期のイタリアの装飾革を使った泥よけの障泥(あおり)も見られる。

 学芸員の瀬戸美紗子さんは「実用品でもあり、工芸品の馬具の鞍や鐙だけでなく、帯やひもの組み合わせがわかって楽しいですよ」と話す。山形県から来た安部貴之さん(59)は、「すごい武家だったんだと思った」と感心していた。

 入館料は大人400円、大学生300円、高校生以下無料。(朝倉義統)

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