北朝鮮の金正恩朝鮮労働党総書記がロシア訪問で選んだ交通手段は、防弾仕様の豪華列車だ。高級コニャックも積み込まれているが、列車のスピードが遅いためクリスタルグラスからこぼれることもないだろう。
正恩氏の祖父、父も含め金一族は代々、列車での移動を好んできた。移動中も豪華な料理が続くほか、国営航空会社が世界最悪との評価を受ける北朝鮮では、列車の方がはるかに安全な外国への移動手段だと考えられている。
平壌からロシアのウラジオストク近郊までの距離は約680キロメートルだが、金氏を乗せた列車だと20時間かかる見通しだ。このペースは、自転車レース「ツール・ド・フランス」優勝者の平均速度よりも遅い。
韓国の聯合ニュースが報じたところによると、列車は金氏の「動く執務室」として機能するために必要な通信機器や設備が備えられている。
金氏が使用する防弾仕様の「メルセデス・ベンツ」リムジンを運ぶための特別車両も列車にはあると、韓国のYTNは伝えた。線路に仕掛けられた爆発物などによる攻撃から身を守れるよう、金氏の客車は天井から床まで鉄板で覆われているという。
金氏は前回プーチン氏と会談した約4年前にも、ロシア訪問に列車を使った。それ以前には、トランプ前米大統領と会談するためベトナムのハノイに向かったのも列車でだった。2018年にトランプ氏と初めてシンガポールで会談した際には、中国が提供したボーイング747を利用した。
韓国紙の朝鮮日報が情報機関の報告を基に2009年に報じたところによると、金氏の専用列車は90両から成る。前方には偵察用の列車が走り、後方には警備用の列車が続くという。

ロシア・ウラジオストクを訪問した故金正日氏(右)とプリコフスキー氏(2001年)
Photographer: Igor Kochetkov/AP Photo
正恩氏の父、正日氏は数少ないながら外国人を列車に同乗させたことがある。ロシアの当局者コンスタンチン・プリコフスキー氏はその様子を出版している。米紙ニューヨーク・タイムズの報道によると、フランス産ワインをはじめ豪勢な食事が振る舞われ、「美しい女性車掌」との歌のセッションもあったという。正日氏はかつてコニャック「ヘネシーパラディ」の世界最大の買い手で、ボトル数本を列車に積み込むことを好んだ。
現在の指導者、正恩氏の列車での様子について外部による記録はほとんどない。停車時には下車して、たばこを一服する姿が目撃されている。
原題: Kim’s Transport of Choice Is a Slow, Swanky Bulletproof Train(抜粋)
from "豪華な" - Google ニュース https://ift.tt/tSXgbkO
via IFTTT
Bagikan Berita Ini
0 Response to "金正恩氏がロシア訪問に選んだのは列車-豪華で遅く、防弾仕様 - ブルームバーグ"
Post a Comment