
JR九州の豪華寝台列車「ななつ星in九州」が15日、運行開始から10年を迎えた。全国の豪華寝台列車ブームの火付け役で、現在も抽選倍率は10倍を超える人気ぶりだ。ななつ星ブランドは沿線の特産品に波及効果をもたらし、地域振興にも貢献している。(橋本龍二)
「ななつ星は世界一だと言われるような旅をつくっていきたい」。14日、福岡市のJR博多駅で開かれた10周年記念の出発式。9組15人の乗客を前に、運行開始当時に社長だった唐池恒二相談役が決意を新たにした。大勢のファンが見送る中、鐘ヶ江理恵駅長が右手を挙げて合図し、光沢ある深いえんじ色の車両はゆっくりと走り出した。
JR九州は今月2日、ななつ星に乗務した歴代の従業員やシェフら約240人を集めて「感謝の集い」を開催した。古宮洋二社長は、鉄道会社として初めての挑戦に奔走した開業当時のメンバーを「子羊の精鋭たち」と呼び、「右も左も分からない状態だったが、どうにか形にできた。これから20年、30年と続くように成長する必要がある」とさらなる飛躍に期待を込めた。
ななつ星は、当初の投資額が30億円の豪華な車両や地元食材を使った有名店の料理のほか、九州の景色を眺めながらゆったりした時間を過ごせるのが売りだ。いずれも博多発着で1泊2日と3泊4日のコースがあり、抽選の倍率は平均14・2倍。2015年に316倍を記録した列車もある。昨年10月には車両を初めて刷新し、定員は最大10室20人に減らして料金は最高170万円に引き上げ、より高級路線を強めた。
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