(有馬記念、2023年12月24日、GI、中山11R、芝・右2500m)
★今年も豪華メンバーが集結! GI馬9頭含む20頭が登録
12月24日、中山競馬場では有馬記念が実施される。今年は、ファン投票3位のジャスティンパレス(牡4歳、栗東・杉山晴紀厩舎)、4位タイトルホルダー(牡5歳、美浦・栗田徹厩舎)、5位ソールオリエンス(牡3歳、美浦・手塚貴久厩舎)、6位タスティエーラ(牡3歳、美浦・堀宣行厩舎)、7位ドウデュース(牡4歳、栗東・友道康夫厩舎)、9位ディープボンド(牡6歳、栗東・大久保龍志厩舎)とファン投票トップ10に入った6頭を含む20頭が登録しており、そのうちGI馬(JRA、海外)は9頭と今年も豪華なメンバーが顔を揃えたが、年末の大一番を制すのはどの馬だろうか。なお、ファン投票1位イクイノックス、2位リバティアイランドは有馬記念に出走しないが、ファン投票1、2位がどちらも出走しないのは創設以来初めてのこととなる。
★杉山晴紀調教師バースデーVなるか 友道康夫調教師は3頭出しで参戦
ジャスティンパレス(牡4歳)を管理する杉山晴紀調教師(栗東)は、12月18日現在、今年のJRA競走で53勝を挙げており、調教師リーディングのトップに立っている。杉山晴調教師は有馬記念当日の12月24日が42歳の誕生日となるが、自らのバースデーを祝うグランプリ制覇を遂げることができるだろうか。なお、レース当日に誕生日を迎えた調教師がJRA・GIを勝てば、2008年スプリンターズSをスリープレスナイトで制した橋口弘次郎元調教師以来15年ぶりで、グレード制を導入した1984年以降2人目となる。
また、友道康夫調教師(栗東)は、今年の有馬記念にドウデュース(牡4歳)、ハーパー(牝3歳)、ヒートオンビート(牡6歳)の3頭を出走させる予定だ。友道調教師はこれまで有馬記念に延べ15頭の管理馬を出走させてきたが、3度の3着が最高成績となっている。友道師の有馬記念3頭出しは19年以来2回目となるが、初勝利を挙げることができるだろうか。
★歴代単独トップのJRA・GI72勝目なるか ディープインパクト産駒は4頭登録
グレード制を導入した1984年以降、種牡馬のJRA・GI最多勝記録は、サンデーサイレンスとディープインパクトの71勝だ。ディープインパクト産駒は今年、サンデーサイレンスが持っていた種牡馬のJRA競走最多勝記録(2749勝)を更新したが、JRA・GI勝利数でも単独トップに立つことができるだろうか。なお、ディープインパクト産駒は有馬記念にジャスティンパレス(牡4歳、栗東・杉山晴紀厩舎)、シャフリヤール(牡5歳、栗東・藤原英昭厩舎)、ディアスティマ(牡6歳、栗東・高野友和厩舎)、プラダリア(牡4歳、栗東・池添学厩舎)の4頭が登録している。
ディープインパクトは2006年の有馬記念優勝馬で、産駒には同レースの父子制覇がかかる。今年は歴代の優勝馬の産駒が多く登録しており、05年優勝のハーツクライ産駒が3頭、11、13年優勝のオルフェーヴル産駒が2頭、09年優勝のドリームジャーニー産駒、17年優勝のキタサンブラック産駒が各1頭登録している。
★リーディングサイヤーを争う2頭の種牡馬 ロードカナロア、ドゥラメンテ産駒に注目
12月18日現在のJRAリーディングサイヤーの順位を見ると、1位ロードカナロアと2位ドゥラメンテの差が約1億1000万円と接戦となっており、3位キズナは1位のロードカナロアと約7億6000万円の差がついている。1着賞金5億円の有馬記念にロードカナロア産駒は福島記念を制したホウオウエミーズ(牝6歳、美浦・池上昌和厩舎)、ドゥラメンテ産駒はスターズオンアース(牝4歳、美浦・高柳瑞樹厩舎)、タイトルホルダー(牡5歳、美浦・栗田徹厩舎)、ドゥラエレーデ(牡3歳、栗東・池添学厩舎)の3頭が登録しているが、今年のJRAリーディングサイヤーに輝くのはどの種牡馬だろうか。なお、JRAリーディングサイヤーは2012年から昨年まで11年連続でディープインパクトが獲得しているが、同馬は12月18日現在、首位ロードカナロアと約7億9400万円差の4位となっている。
スターズオンアースは今年未勝利だが、大阪杯2着、ヴィクトリアマイル3着、ジャパンC3着とGIで好走している。同馬にはイクイノックスとのコンビで昨年の有馬記念を制したクリストフ・ルメール騎手が騎乗する予定だが、昨年のオークス以来の勝利を挙げることができるだろうか。
★今年は4世代の牝馬が出走予定 3年ぶりに牝馬の有馬記念制覇なるか
今年の有馬記念には、6歳のウインマリリン(美浦・手塚貴久厩舎)、ホウオウエミーズ(美浦・池上昌和厩舎)、5歳のスルーセブンシーズ(美浦・尾関知人厩舎)、4歳のスターズオンアース(美浦・高柳瑞樹厩舎)、ライラック(美浦・相沢郁厩舎)、3歳のハーパー(栗東・友道康夫厩舎)と4世代の牝馬6頭が登録している。有馬記念に4世代の牝馬が出走すれば1996年以来27年ぶり2回目となるが、2020年クロノジェネシス以来3年ぶりに牝馬のグランプリホースが生まれるのだろうか。なお、ウインマリリンとホウオウエミーズには、6歳牝馬初の制覇がかかる。ウインマリリンには初騎乗となるルーク・モリス騎手、ホウオウエミーズには田辺裕信騎手が騎乗する予定だが、牡牝の強豪が集う有馬記念で勝利を挙げることができるだろうか。
★阪神が優勝した年は1番人気馬が好成績 6年ぶりのクリスマスイブ決戦を制すのは?
今年の有馬記念は、6年ぶりにクリスマスイブの12月24日に実施される。これまでクリスマスイブに実施された有馬記念は7回あるが、そのうち6回の勝ち馬は同年にGI級競走を制していた。登録している20頭のうち今年GIを制しているのは、皐月賞馬ソールオリエンス(牡3歳、美浦・手塚貴久厩舎)、日本ダービー馬タスティエーラ(牡3歳、美浦・堀宣行厩舎)、天皇賞・春勝ち馬のジャスティンパレス(牡4歳、栗東・杉山晴紀厩舎)の3頭だが、有馬記念で今年2度目のGI制覇を遂げることができるだろうか。
また、今年のプロ野球では、阪神タイガースが18年ぶりにセントラル・リーグで優勝し、日本シリーズも制して1985年以来38年ぶり2回目の日本一となった。阪神がリーグ優勝した有馬記念の結果を見ると、5回中4回で1番人気馬が連対しており、4歳馬が4連勝中となっている。前回、阪神が日本一となった85年は1番人気シンボリルドルフが1着、2番人気ミホシンザンが2着で、同年の枠連②-⑥160円は現在でも有馬記念の枠連最低払戻金となっているが、今年はどのような結果になるだろうか。なお、有馬記念では2020年のクロノジェネシスから1番人気馬が3連勝している。
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