東京五輪決勝の前哨戦ともいえる熱戦に、会場は沸き立った-。1日、東京・駒沢体育館で行われたバドミントンの全日本総合選手権の女子ダブルス決勝。8月にスイスで開かれた世界選手権決勝と同じ顔合わせとなった一戦は、永原和可那(わかな)、松本麻佑(まゆ)組が福島由紀、広田彩花組を下し、初優勝を決めた。来年の東京五輪ではリオデジャネイロ五輪に続く金メダルが期待される女子ダブルス。五輪での複数メダルも視野に入るハイレベルな争いが続く。(鈴木俊輔)
「混戦状態で、これからも熾烈(しれつ)な争いになる」。念願の日本一の称号を手にした試合後、会見で東京五輪に話が及ぶと、永原は表情を引き締めた。
バドミントンの東京五輪の代表は最大で2組で、来年4月28日時点の世界ランキングに基づいて決まる。日本では2年連続で世界選手権の決勝で対戦している永原、松本組と福島、広田組が世界ランクでも上位に立ち、代表争いをリード。同時にメダルを獲得する期待も高まっている。
2組は世界トップレベルでしのぎを削る。世界ランキング3位の永原、松本組は、世界選手権では2連覇していながらも全日本総合選手権はこの日が初優勝。これまで決勝にも手が届かなかったこの大会を昨年まで2連覇していたのがライバルの福島、広田組だった。世界選手権に続いて苦杯をなめる結果となった福島は「2ゲーム目まではいいイメージででき、今後につながる試合だった。いつか借りを返せるように頑張りたい」と力を込めた。
一方、リオ五輪で日本バドミントン初の金メダルを獲得した高橋礼華(あやか)、松友美佐紀(みさき)組は、連覇を目指す五輪に向け、厳しい状況に追い込まれている。今大会も準決勝で永原、松本組に敗れて3位に終わり、五輪の出場権争いでは3番手の位置づけだ。
世界ランキングに影響する国際大会に出場するチャンスも限られてくるが、集大成と位置づける東京五輪への望みは最後まで捨てない。高橋は「胸を張っていいバドミントン人生だったと思えるように、4月まで頑張っていきたい」と前を向いた。
2019-12-01 06:57:00Z
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