茨城大（本部・水戸市）は、新型コロナウイルス感染拡大の影響で大幅な収入減に直面している学生が半数近くに上るとの調査結果をまとめた。こうした状況を踏まえ、特に生活が困窮している二百人を対象とした五万円の給付型奨学金制度を新設。既にオンラインで申し込みを受け付けており、五月中には支給できる見通しという。
茨城大は四月二十八〜三十日、大学院生などを含む全学生約八千人に生活状況に関する緊急調査を実施。約半数から回答があり、そのうち４６％に当たる千八百十五人が、コロナ禍の前後でアルバイト料や仕送りなどの収入が半分以上減ったと答えた。茨城大では、学部生のうち約七割が実家以外から通学している。
奨学金の財源にはウエルシア薬局（本部・東京）からの支援金や、茨城大学基金に寄せられた寄付金などを充てる。併せて上限十五万円の貸与型奨学金も新設し、五月下旬から募集を始める。
このほか、政府が新設した高等教育修学支援制度の対象外となる大学院生や留学生などに、授業料の減免も予定。茨城大は「今後も感染症の状況や財源に鑑みて、各種の支援を継続的に検討する」としている。（宮尾幹成）
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May 13, 2020 at 05:39AM
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コロナ緊急事態＞茨城大生４６％が収入減 困窮２００人に給付型奨学金:茨城(TOKYO Web) - 東京新聞
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