子ども食堂の「ちょっと豪華な魚」 提供は防波堤のおじさんたち 尼崎で行われるやさしい取り組み 2022年06月17日
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子ども食堂の「ちょっと豪華な魚」 提供は防波堤のおじさんたち 尼崎で行われるやさしい取り組み 2022年06月17日
兵庫県尼崎市の子ども食堂では、ちょっと豪華な魚が使われることがあります。
豪華な魚を無償で提供してくれる、意外な人たちの正体とは。
■子ども用は100円! ボリューム満点のお弁当
尼崎市にある子ども食堂「放課後キッチン ポノポノ」。
【ポノポノスタッフ】
「ありがとうございました」
【ママさん】
「ありがとうございます」
【女の子】
「おやついっぱい入ってる」
週に1度、子ども100円、大人300円で、ボリューム満点のお弁当を提供しています。
今日のメニューは、ブリ、サバ、スズキ、サワラ、ヒラマサ…5種類の魚の南蛮漬けです。
【男の子】
「魚の南蛮漬けなんや」
――Q:魚の南蛮漬けはどう?
「好き!」
【双子のお母さん】
「焼き魚も出るし、フライも出るし、煮魚も出る」
実はこの魚、お店で買ったものではありません。
【ポノポノプレイス 吹野加代 代表】
「いろんなお魚を提供していただけるんです。スズキなんて高級な魚じゃないですか。それを惜しげもなくポンと頂ける」
■釣れすぎた魚を子ども食堂に 3年前から始まった取り組み
そんな高級魚をくれる気前のいい人、実は、防波堤で趣味の海釣りを楽しむおじさんたちなんです。
このあたり、魚がたくさん釣れすぎてしまうそうで…
以前はそっと海に返されていた魚を、3年前から子ども食堂に無償で提供してくれるようになったんです。
【釣り人】
「これが明日か明後日には天ぷらになるんですよ」
「ちょっとええことした気分にはなりますよね、自分は遊びでやってるのに」
この取り組みを考えたのは、釣り人たちを運ぶ渡船会社。
子ども食堂が食材の調達に困っていると聞いて、釣り人たちに提供を呼び掛けました。
――Q:魚の評判とか聞かれますか?
【武庫川渡船 宮本悦男さん】
「聞きます。手紙をくれるんですよ、子どもたちが『おいしかった』とか。尼崎の魚食べておいしいって言ってもらうのが、一番うれしいですね」
釣れすぎた魚は今、市内9カ所の子ども食堂に届けられています。
この日は、およそ1時間で84食が提供されました。
【親子連れ】
「提供してくれる人がいるからこそ、こういうありがたいお弁当ができるので、すごく感謝しています」
たくさんの人の善意が積み重なった、あたたかいお弁当。
「釣れすぎた魚」が、子どもたちの胃をおいしくやさしく満たしています。
(関西テレビ「報道ランナー」2022年6月17日放送)
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