高取町の豪族や渡来人ゆかりの古墳の出土品橿原市で特別展｜NHK ... - nhk.or.jp

奈良県高取町にある豪族や渡来人ゆかりの古墳などについて、知ってもらおうという特別展が奈良県橿原市で開かれています。

この特別展は、橿原考古学研究所附属博物館が開いているもので、会場には、高取町内の古墳などから見つかった土器や鉄製品などおよそ１５００点が展示されています。
このうち、かぎ状の突起がついた「戟（げき）」という武器は、５世紀の円墳から出土したものです。
朝鮮半島の技術で作られたものとみられ、国内では、６例ほどしか出土例がない珍しいものです。
また、６世紀の前方後円墳からは、渡来人がもたらしたとみられる薄い水色が混ざったガラス玉や冠などの飾り金具が見つかりました。
こうした出土品などから、古墳に埋葬された人物は、当時、先進的な技術や文化を持つ渡来人を支配していた豪族ではないかと考えられるということです。
橿原考古学研究所学芸課の平井洸史主任技師は「豪華な副葬品など、日本在来のものと渡来系のものを比較しながら、楽しんでいただきたい」と話していました。
特別展は、今月２１日まで開かれています。

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