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戴冠式で披露される、チャールズ国王の豪華なジュエリー ... - ELLE JAPAN

亡き母の故エリザベス女王から数億ポンド相当のプライベート・ジュエリーコレクションを受け継いたチャールズ3世。その中には、ダイヤモンド、エメラルド、ルビー、アメシスト、アクアマリン、パールでつくられたネックレス、イヤリング、ブレスレット、ブローチ、時計、ティアラなどが含まれているという。

故エリザベス女王の遺言は非公開となっているため、チャールズ国王が受け継いだ正確なジュエリーを知ることは難しいが、1993年のジョン・メージャー元首相とのディールにより、君主間の私的遺贈は相続税が免除されることになっている。

king charles jewels

Central PressGetty Images

そのため、故エリザベス女王が所有していた、王政に深い関わりを持つすべてのプライベート・ジュエリーコレクションは、チャールズ国王に受け継がれたと考えられている。

そこで、2023年5月6日(土)に行われる戴冠式に登場予定のチャールズ国王のプライベート・ジュエリーコレクションとクラウンジュエリーを徹底調査! UK版「エル」より。

聖エドワード王冠

戴冠式で使用されるのは、何世紀もの歴史を持つ「聖エドワード王冠」。この王冠は、純金にルビー、サファイア、ガーネット、トルマリンなどの444個の貴石と半貴石があしらわれており、ベルベットのキャップやアーミンのバンドを備えている。バッキンガム宮殿によると、この王冠は「クラウン・ジュエル・コレクションの中心的存在」だという。

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JACK HILLGetty Images

この王冠はもともと11世紀、エドワード懺悔王のために作られたが、1649年に起きた清教徒革命で議会派に溶かされたという。現在のものは、1661年にチャールズ2世の戴冠式のために王室御用達の金細工師のロバート・ヴァイナーが制作した。主に戴冠式で使用されている「聖エドワード王冠」は、1953年に行われた戴冠式で故エリザベス女王が着用した王冠として知られている。

大英帝国王冠

チャールズ国王は、2022年9月8日に96歳で亡くなった故エリザベス女王の棺の上に置かれた「大英帝国王冠」も着用する予定だそう。故エリザベス女王も戴冠式でこの王冠を着用した。

ヒストリック・ロイヤル・パレス(HRP)』によると、「大英帝国王冠」は金製で、2868個のダイヤモンド、17個のサファイア、11個のエメラルド、269個の真珠、4個のルビーがセットされている。そのほかにも、黒太子のルビー、スチュアート・サファイア、カリナン IIダイヤモンドなど、クラウン・ジュエル・コレクションの中でも最も貴重な宝石が飾られている。

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VICTORIA JONESGetty Images

1937年、ジョージ6世の戴冠式のために作られた「大英帝国王冠」は、1838年にヴィクトリア女王のために作られたクラウンに代わるもの。

チャールズの即位に伴い、「聖エドワード王冠」はロンドン塔に戻され、次の戴冠式まで保管される。

コ・イ・ヌール ダイヤモンド

数千年前にインドから産出され、複数のインド皇帝が所有していた「コ・イ・ノール」ダイヤモンド。1849年に大英帝国に買収され、ヴィクトリア女王に献上されて以来、クラウン・ジュエル・コレクションの重要な一部となっている。

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Tim GrahamGetty Images

しかし、インドからは、論争の的になっている「コ・イ・ノール」を圧政と結びつけ、カミラ女王に対して「夫の戴冠式の日に着用しないように」という声も上がっている。

そのため、今回の戴冠式では、「コ・イ・ノール」ダイヤモンドに代わって、94.4カラットのペアカットダイヤモンドがカミラ王妃が着用する王冠のセンターピースになると予想されている。

ザ・カリナン ダイヤモンド(別名:レッサー・スターズ・オブ・アフリカ)

「レッサー・スターズ・オブ・アフリカ(Lesser Stars of Africa)」は、これまでに発見された最大のダイヤモンド原石「カリナン」からカットされたもの。

「レッサー・スターズ・オブ・アフリカ」の原石からカットされた2つの大きなダイヤモンドは、故エリザベス女王がプライベートに所有し、クラウン・ジュエル・コレクションに含まれている。

別称「おばあちゃんのチップス」と呼ばれる「レッサー・スターズ・オブ・アフリカ」をはじめとする96個の小さな石は、南アフリカ政府からメアリー女王に贈られ、孫娘のエリザベスに受け継がれた。

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DiamondGalaxyGetty Images

「カリナン I」は戴冠式で展示される君主の笏(しゃく)の主石で、無色透明のカットダイヤモンドとしては世界最大の530.2カラットだ。

「カリナン II」は国家王冠の一部となっており、「カリナン III」と「カリナン IV」は世界で最も価値のあるとされるブローチに収められている。これらは、国王の宝箱に収められた貴重な品々となっている。

ソブリン・オーブ

「ソブリン・オーブ」は、故エリザベス女王の葬儀に続き、戴冠式でも登場する。十字架を冠した黄金の地球儀が特徴的。

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Print CollectorGetty Images

コロネーション・スプーン

戴冠式で君主に聖油を塗る際に使用される、12世紀からのスプーン。1649年に起きた清教徒革命による王室宝飾品の破壊にも耐え抜いたことで知られている。

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Print CollectorGetty Images


クラウン・ジュエルは誰のもの?

国王または女王が国家のために信託しているクラウン・ジュエルは、次の君主が国王または女王になったときに受け継がれる。

クラウン・ジュエルはどこに保管されている?

ロンドン塔の宝物館に保管されている。

クラウン・ジュエルは何年前のもの?

クラウン・ジュエル・コレクションを構成する儀式用の宝物は、そのほとんどが1660年にさかのぼる。

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