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専業大家になった人、 セミリタイアできた収入はいくら? - 楽待

PHOTO: iStock.com/oluolu3

「いつかはセミリタイアしたい。そのために、お金を稼ぐ仕組みを作りたい」。不動産投資を始める理由として、よく聞く言葉だ。そこで今回、楽待新聞編集部は「セミリタイア」についてアンケート調査を実施。

不動産投資家は本当にセミリタイアをしたいと思っているのか? したい、あるいはしたくない理由は? 実際にセミリタイアをした人は、どの程度の年間家賃収入を得た時にセミリタイアを決断したのだろうか。

※実施概要
調査時期:2020年2月8~11日
有効回答数:194

過半数が「兼業大家を続けたい」、そのわけは?

アンケート回答者のうち、現在もサラリーマンなどとの「兼業大家」である人は171人。以前は兼業だったものの、現在はセミリタイアをして専業大家となっている人は23人だった。

このうち、「兼業大家」と答えた171人に「今後、セミリタイアをしたいと考えていますか?」と尋ねたところ、過半数にあたる87人が「したくない(兼業大家を続けたい)」と回答している。

セミリタイアをしたくないと答えた人に理由を聞いてみると、次のような回答が得られた。

・大家業以外の知識、経験、人脈の獲得のため。老後やボケ防止のため、職には就いておきたい。(埼玉県/40代/男性)

・本業を楽しんでいる。また、組織に属している方が有益な情報を得られやすいと考えている。(東京都/30代/男性)

・給与収入の安定性は兼業のメリットです。(富山県/30代/男性)

・本業も楽しく、また大家業と本業の経験が相互に役立つから。
(栃木県/40代/女性)

・資産形成として継続している。まだ社会に貢献したい。
(東京都/50代/男性)

・基本給という確約を得られる収入源を手放す理由は見当たりません。
(埼玉県/20代/男性)

・不動産賃貸業には災害や事故など、問題が起こるリスクがあります。スキルがある大家の方は別だと思いますが、自分の実力ではそこに到達はできていません。(静岡県/50代/男性)

・退職時に専業になろうと思ったが、普段やることがない。生活費に家賃収入をまわすとお金がたまらないので、働くことにした。(愛知県/50代/男性)

・サラリーマンの肩書を持つことで、融資を受けられる属性としてプラスに働いている。(東京都/40代/男性)

金銭的な理由もあるものの、本業で働き続けること自体に楽しさがあったり、知識や経験などでメリットが多いと考えたりしている人が多いようだ。

「満員電車に乗りたくない」、セミリタイアを望む理由

一方、セミリタイアをしたいという人の理由はどうだろうか。

・サラリーマンであるメリットはあるが、時間的な拘束から解放されたい。(東京都/40代/男性)

・もう満員電車に乗りたくない。上司とかかわりたくない。
(東京都/30代/男性)

・もう少し自由になる時間が欲しい。(宮城県/50代/女性)

・昇給しても、それ以上に控除されてしまう。子供に十分な教育を与えるためにも、会社に頼った生き方を改めないといけないと強く感じている。
(山形県/30代/男性)

・事業として専業で賃貸業を行っていきたい。地域貢献、まちづくりに取り組みたい。(千葉県/40代/男性)

・管理物件の増加にともない、時間が足りなくなりつつあるから。
(神奈川県/50代/男性)

・朝ゆっくり寝たい。(神奈川県/30代/男性)

・会社の成長が望めず、給与のアップも見込めないから。
(埼玉県/50代/男性)

セミリタイアしたい人の声を見てみると、自由な時間や人間関係など、率直な理由も多く見られた。また、会社に勤めていても給与収入がプラスに働かないケースもありそうだ。

いくらの収入でセミリタイアを決断したのか

それでは、彼らはどのくらいの年間家賃収入やキャッシュフローでのセミリタイアを検討しているのか。一番多く見られたのは「月の手残りで100万円以上」や「年間の手残り1000万円以上」という回答だった。

だが、人によって考えはさまざま。保有物件の種類なども異なるが、「手残りで2000万円」「手残りで月25万円」など幅広い意見が出た。

実際、セミリタイアをしている人はどのくらいの家賃収入でセミリタイアをしたのか。主な回答は以下の通りだ。

・税引き後のCF1000万円でセミリタイア。専業でも融資が通ることが分かったので辞めた。(北海道/50代/男性)

・公務員だったが、事業的規模(5棟10室)に達してしまったため辞めることを決意。年間家賃収入は1700万円、CFは670万円だった。
(福岡県/30代/女性)

・仕事のスケジュールを自分で組めるという理由でセミリタイアしました。年間家賃収入8000万円、CFは2000万円でした。(東京都/50代/男性)

・転勤辞令を機に辞めた。年間家賃収入は7600万円、CFは2000万円。
(鹿児島県/40代/女性)

また、セミリタイア後の生活について聞いた別のアンケート調査(1月9~15日実施)では、サラリーマンを辞めて専業大家になった人に満足度を尋ねたが、満足している人や、「思っていたのとは違った」という人など、こちらの声も多種多様だ。

・セミリタイアして良かったです。毎日がストレスなく充実しています。筋トレ、ストレッチ、太極拳、読書、新聞をじっくり読む、株、旅行など好きな事をやっています。(東京都/50代/男性)

・おおむね満足している。ただ、自分の見積もりが甘かっただけだが、融資を利用せずとも、CFが会社の年収を少々上回る程度では、苦しくはないものの余裕が大きいわけでもない点は想像できていなかった。(東京都/50代/男性)

・想像と違った。セミリタイアして3年で何か物足りなさを強く感じ、今は体を動かす仕事をして感覚を取り戻している途中です。(埼玉県/50代/男性)

・満足しているが、全ての行動が自らに帰ってくるので気が抜けない。
(福岡県/40代/男性)

・会社員を辞めて専業大家だが、セミリタイアとはいいがたい。年間三百数十日働いている感じだ。物件を選び、自分が中心になってリフォームし、経理、法人の決算まで自分でやっている。(大阪府/50代/男性)

当然、投資家自身の働く環境や年齢、所有物件などによってもセミリタイアに対する考え方は大きく異なってくる。

ここでは一意見をそれぞれ紹介しているが、自身が不動産投資を通してどのような人生を描くのか、今後の自身の賃貸経営をどのようにしていくのか、考えるきっかけにしてみてほしい。

(楽待新聞編集部)

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